土用の丑(うし)の日の24日、猛暑を乗り切ろうと、各地で多くの人が栄養満点のウナギを買い求めた。大阪市生野区のウナギ料理専門店「舟屋」では、午前10時の開店前から大勢の買い物客が訪れた。
熱中症対策のため、整理券を配布し、持ち帰り販売に限定した。店主の山本憲男さん(57)によると、今年は歴史的なシラスウナギ(稚魚)の大不漁に加え、光熱費や材料費が高騰。昨年に比べて100円ほど値上げしたという。職人が高齢化し、人手不足が続いた影響もあり、ウナギの販売数も200匹減らした。
山本さんは「厳しい状況だが、お客さんが喜んでくれるよう丹精を込めて焼いている。ウナギの栄養分をたくさん取って、暑い夏を乗り切ってほしい」と話した。【中田敦子】
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