朝から強い日差しが照りつけ、24日も各地で猛烈な暑さに見舞われた。東京都心も最高気温36.0℃を観測した。
連日猛暑が続くなか、どうしてもこの暑さを避けられない人たちを取材した。

“ゆるキャラ”もお疲れモード

連日の暑さの中、秋葉原で発見したのは、ゆるキャラの「ちょうせい豆乳くん」。PR活動を行っていたが、この猛暑でちょっとお疲れの様子だ。

秋葉原でPR活動を行っていた「ちょうせい豆乳くん」
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――最近暑いですが大丈夫ですか?
「暑いね」
――大丈夫ですか?
「大丈夫じゃないよ、自分でもよくやってるなと思うよ。最近は仕事がないから、少しでも忘れられないように散歩しています」

水を飲んで休憩する「ちょうせい豆乳くん」

ファンサービスを終え、向かった先は、自動販売機。自分で水を購入すると「いただきまーす」と言って、左脇からペットボトルを入れ、体ごと反り返った。そして「ごちそうさまでした~!あぁ~生き返った~!」と一言。

“50℃超えの職場”で働く人の熱中症対策は?

夏といえば、欠かせない飲み物が「麦茶」。

「小川産業」の麦茶製造現場(東京・江戸川区)

江戸川区にある麦茶の製造現場を訪ねてみると、麦の香ばしい香りと共に機械からすさまじい熱気が飛び、窯の中は真っ赤に染まっていた。

麦を煎る窯の温度は250度。涼しげな喉越しとは裏腹に、製造現場は灼熱なのだ。

サーモカメラで製造現場を見ると、窯の部分は“真っ赤”になっていた

サーモカメラで見てみると、窯の部分は“真っ赤”に…。しかし、高温で煎るからこそ、香ばしい麦茶に仕上がるのだという。

麦茶の製造・販売を手がける「小川産業」の小川良雄代表に、暑い職場ならではの熱中症対策をうかがうと…。

「朝 散歩したり、軽くジョギングしたりして、まずスイッチをかける。やっぱりここぞという時は麦茶を飲むと、自分の体が涼しくなる」

飲み物はもちろん、氷でキンキンに冷やした麦茶だ。

厨房は、炭火で常にあぶられる状態だという

取材班が次に向かったのは、江戸川区にある炭火焼きの弁当店「鯖の助」。

普段はサバやアジなどを焼いているが、24日は土用の丑の日とあってうなぎを焼いていた。黒い煙がモクモクと立ち上り、立っているだけでサウナ以上の熱気が感じられる。

サーモカメラで見た厨房

炭火で常にあぶられる状態だという厨房。サーモカメラで見てみると、体の部分が50℃を示す赤になっていた。「鯖の助」の川和秀動代表は、「この中で、高いと60℃くらい。常に炭火なんで」と話す。

ここでの熱中症対策は?

「まずは食事をちゃんと3食とって、あとは睡眠ですよね。あとは始める前に水分を常に満タンにしておく。なるべく喉が渇かないように」

「冷たい飲み物」は有効

どうしても暑い中での活動を避けられない人の熱中症対策は、どのようなものが有効なのか。
帝京大学病院高度救命救急センター長の三宅康史さんに聞いた。

「屋外はエアコンがないので、体を冷やす方法は限られています。中から体を冷やす方法としては、冷たい水分をとるということは、体を中から冷やす意味では有効です」
(「イット!」7月24日放送より)

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