障害や運動神経に関わらず誰もが楽しめるスポーツを考案した「世界ゆるスポーツ協会」代表理事の澤田智洋さん。
「息子に障害があり、僕は運動が苦手なので公園で一緒にできるスポーツがありませんでした。スポーツが変わることによって、誰でもスポーツが楽しめる活動がしたいと考えました」
スポーツ弱者を世界からなくす
広告会社でコピーライターをしている澤田さんは2015年、年齢や性別、運動神経や障害の有無に関わらず、誰もが同じ競技を全力で楽しむことができる“ゆるスポーツ”を考案した。
この記事の画像(6枚)例えば「イモムシラグビー」。
イモムシそっくりの専用ウエアを着て寝転がってボールを運ぶスポーツで、足の速さや力の強さは関係ない。
また「500歩サッカー」は1人500歩しか動けず、走ると一気に歩数が減ってしまうルール。
腰に巻いたセンサーベルトが歩数をカウントし、500歩を使い切るとアラームが鳴り、即退場となる。
その場で3秒以上休めば歩数は回復するが、動かない人ほど長くプレーできるのが特徴だ。
そのほかにも、優しく扱わないとボールが泣き出してしまう「ベビーバスケ」など、競技は全部で120種類。
参加した家族は、「これなら(子供と)一緒に楽しめそうだなと思い来ました」と笑顔で話す。
澤田さんは「僕らは『スポーツ弱者を世界からなくす』ことをミッションに掲げています。ゆるスポーツも120競技で終わりではなくて、『あなたと一緒に121競技目を作りましょう』といった感じで、終わりのない旅を続けていくこと自体が目的になっていくと思っています」と語った。
世界ゆるスポーツ協会
https://yurusports.com
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