「保険料の過払い分を返さないといけない」。愛媛県松山市の実家に帰省していた男性が、市役所などを名乗る男から電話でウソを言われ、親の代わりに対応して現金200万円をだまし取られました。警察が7月29日に被害届を受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害を受けたのは久万高原町に住む公務員の男性(60代)です。

警察によりますと男性は7月25日に松山市の実家に帰省中、市役所や金融機関の職員を名乗る男から電話で、「保険料の過払い金を返さないといけない」と両親あてのウソを言われ、指示通りに市内のコンビニに行きATMを操作。指定された口座に現金200万円を振り込みだまし取られました。

警察はこの日に金融機関から「特殊詐欺が疑われる出金がある」と通報を受け、男性に事情を聴いて被害が判明。被害届を29日に受けました。

警察は「ATMで払戻金が受け取れる」の電話は詐欺で、自治体や金融機関の職員が電話でATMの操作を依頼することはないと注意を呼びかけています。

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