来週は、いよいよゴールデンウィーク。
多くの人出が予想されているが、この期間に色鮮やかな花を咲かせる花絶景を取材した。
茨城・ひたちなか市の国営ひたち海浜公園では、人気のネモフィラが見頃のピークを迎えた。
約530万本のライトブルーの花のじゅうたんが、なだらかな丘の斜面に広がっている。
2023年は暖冬の影響で咲き始めが早く、4月末には見頃が過ぎたというが、2024年の開花は平年並みとなっており、5月4日ごろまで見頃として楽しめるという。
見頃のピークは19日から始まり、ゴールデンウィークまで楽しめるという。
ネモフィラは、ムラサキ科の1年草で、花は直径数cm。
花びらをそばで見てみると、青色のじゅうたんとはまた異なる小宇宙が広がる。
ひたち公園管理センター・渡邊万里映さん「1輪1輪はすごく小さな花でかれん。一面に広がるとすごく見応えがある」
取材した19日は平日にもかかわらず、2万5000人余りが来場。
多くの家族連れが春の訪れを堪能した。
茨城・古河市から訪れた人「これだけまとまって丘陵地に植えられているのはなかなかない」
香港から訪れた人「ネモフィラを見に来ました」、「とても広くて美しいです」
神奈川県から訪れた人「写真で見たよりもすごくきれいでびっくりした」
さらに園内の店舗では、カレーのルーで青色を表現したネモフィラカレーなど、“ネモフィラグルメ”がおもてなし。
ほのかな青色のハニーミルクは、青い花を咲かせるハーブで色づけしたそう。
ネモフィラのほかにも、黄色が鮮やかな菜の花が五分咲きで、見頃はこれから。
ゴールデンウィークごろまで見られるという。
花壇に植えられた、赤や黄色など色鮮やかなチューリップ。
神奈川・横浜市で開催中のフラワーイベント「ガーデンネックレス横浜2024」も、家族連れなどでにぎわいを見せている。
横浜市 みどり環境局・菅原由紀さん「花や緑にふれあうことで、身近な環境を考えるきっかけになっていただければと思う」
イベントでは、横浜市限定の珍しいチューリップ「ラバーズタウン」も見頃。
花弁にフリルが入り、花の色が白からピンクに移り変わるという。
こうしたカラフルな色のチューリップは、前の年の秋に、市民ボラティアがひとつひとつ球根を植え、開花につないだ努力のたまもの。
来場者「毎年見に来ていて、毎年きれい」
ゴールデンウィークにかけてはバラの花も見頃を迎えるという。
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