長野県の高原観光地・上高地で、警戒するそぶりも見せず、川にべったりとおなかをつけ水浴びをするクマが撮影されました。

撮影者:
コマドリという鳥を撮るために、それを目当てで行ったんですけど、コマドリのいる場所が災害で通行止めだった。

予定していたルートが通行止めだったことから、別の山道を歩いていたという撮影者。
すると、黒い大きなクマに遭遇したのです。

撮影者:
クマが(自分がいる)道の方へ向かってきたんで、一緒にいた仲間が声をかけた。止まれ!止まれ!って。

知人の忠告で、その場を動かずにとどまったといいます。

現場となった地域では、クマを見つけた場合、静かにその場を離れるように注意が呼び掛けられていますが、身の危険を感じたため、その場にとどまったといいます。

撮影者:
こんなに近くにね、しかも人間を恐れることなく、ゆったりとしているので、びっくりです。

さらに、目撃されたクマは1頭だけではありませんでした。

撮影者:
子グマもいたので、まだ親離れしてそんなにたっていない。

撮影者によると、クマは4頭いたといいますが、周りにいた人たちが笛を吹くなどして、警戒しながらその様子を記録していたといいます。

撮影者:
観光客が20人か30人近く、ずっと立ち止まって、クマを見たり撮影したりしていた。

クマとの突然の遭遇に約50メートルの距離を保ちながら、カメラに収めていたといいます。

環境省は、撮影や大声で叫ぶなどの行為は避けるべきと注意を呼び掛けていますが、そんな中でもクマに出会ってしまったらどのように対応すればいいのでしょうか。

アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長:
遭遇した時にあまり刺激をしないように。クマと目が合っているのであれば、目を離さずにバックして後ずさる。

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