ガイドブック「地球の歩き方 横浜市」の出版を記念して、「ありあけ×有隣堂×地球の歩き方 横浜市コラボハーバー」が1日、発売された。地球の歩き方の表紙をパッケージにし、1カ月の期間・数量限定で販売する。

 地球の歩き方の統括編集長の宮田崇さん(46)は横浜市出身。ハーバーには特別な思い入れがあるという。

 二十数年前、新入社員だった宮田さんは初任給27万円を手にしてすぐ、「うまいめし、ごちそうする」と母親を誘った。だが、母親の返事は「背伸びはいいから」。

 母親に連れて行かれたのは、当時伊勢佐木町にあった横浜松坂屋(2008年に閉店)だった。「毎年お年玉をくれた親戚に買いなさい」。そう言われ、ハーバー10箱を購入した。

 2001年4月。当時は製造元の倒産を受け、有志による実行委員会が立ち上がり、2年ぶりにハーバーが売り出されたところだった。

 宮田さんは「信念のある企業と組めてうれしい。『地球の歩き方』が書店に並んで終わりではなく、市民を巻きこんで一緒に横浜を盛り上げられたら」と話す。

 「コラボハーバー」は1188円(税込み)。定番の「横濱ハーバー ダブルマロン」2個とハーバー70周年記念の新商品「開港ハーバー 抹茶黒蜜」2個、夏限定の「馬車道アイスクリンハーバー ゆず」1個が入っている。ありあけ直営店や有隣堂16店舗などで手に入る。(良永うめか)

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