この取り組みを行ったのは、金沢星稜大学の3年生で、復興ボランティアのおよそ40人です。

学生たちは、穴水町にある交流施設の敷地内にテントを張り、昼食の時間にあわせて、冷やしうどんやフルーツポンチなどを、それぞれ300食ずつふるまいました。

強い日ざしが照りつける中、テントの前には地元の人たちの長い列ができ、食べ物を受け取った人たちは、施設の中で涼みながら味わっていました。

施設を訪れた68歳の女性は「エアコンがない物置で避難生活を送っているので、暑さがこたえます。冷たくておいしい食べ物をいただけたので助かりました」と話していました。

学生たちは、涼しさを感じられる食べ物で、被災者に少しでも気持ちを和らげてもらおうと、この取り組みを企画したということです。

参加した学生の1人、長田凪紗さんは「私と同年代の人も被災した中、何か役に立ちたいと思い参加しました。たくさんの人が、ありがとうと言ってくれてよかったです」と話していました。

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