山形の夏の夜を彩る「山形花笠まつり」がきょう開幕した。多くの観客と踊り手たちで熱気に包まれている山形市の会場には渡邉アナウンサーが行っている。

(渡邉アナ)
「山形花笠まつりの会場からお伝えしています。パレードが始まって10分ほどが経ちました。『ヤッショ、マカショ』の掛け声とみなさんの艶やかな踊りが沿道の熱気も相まってすごく盛り上がっています。
左手に見えるのがNTTグループの山車です。山形市長とミス花笠などが手を振っています。
ことしは去年より4団体多い、135団体が参加。そのうち17団体が初参加とのこと。県外からは6団体参加しているという。踊り手も去年より1000人増えて、9800人が3日間のまつりを盛り上げます。沿道にはことしも多くのお客さんがいます」

(子ども)
「(Q.どこから?)上山から来ました。(Q.まつりは何回目?)4回目です。(Q.近くで見てどう?)踊りを見ているだけで楽しいです」

(子ども)
「(Q.どこから?)上山から来ました。(Q.誰と来た?)家族と友達と来ました。(Q.踊りを見てどう?)一人ひとりが頑張っているのを見てすごいと思います」

(子ども)
「(Q.どこから?)山形から。(Q.見てどう?)男性の野太い声と力強い踊りが迫力がすごくて、とてもいいなと感じます。(Q.この後、何をして楽しむ?)屋台もいっぱいあるので、かき氷などを食べながら、花笠踊りを見て楽しみたいです」

(沿道のお客さん)
「(Q.どこから?)大阪からです。(Q.なぜ?)東北4大夏まつりのツアーに参加して、きのうは青森、きょうは山形に来てます。(Q.初めてですか?)初めてです。(Q.花笠の感想は?)妻が徳島で阿波踊りなんですけど、踊りのにぎやかさ・艶やかさがすごくいいと思います。(Q.この後は?)大阪は粉モノの有名なのがあるが、山形でも粉モノの割りばしで巻いた食べ物があると聞いているので、食べてみたいと思います」

(渡邉アナ)
「パレードでみなさんが使っている花笠、まつりに欠かせないですよね。ことし、花笠に使われている“スゲ”という植物が猛暑によって生育不良で、花笠不足という状況に陥りました。
花笠の9割以上を販売している尚美堂の逸見良昭社長にお越しいただきました。多くのお問い合わせがあったそうですね」

(尚美堂・逸見良昭社長)
「昨年度から花笠を前にして、数多くの方々から花笠の問い合わせがありました」

(渡邉アナ)
「花笠の代替品を作ったとのことですが、どのように作られているのでしょうか?」

(尚美堂・逸見良昭社長)
「本来の笠に使われる竹の骨組みに、布をかぶせて、紅花をあしらった花をつけてまったく同じように再現しました。一つひとつの縫い目・周りの縁をできるだけ本物に近く再現しています」

(渡邉アナ)
「スゲの花笠と一見同じように見えますが、精巧に作られた代替品の花笠にかけた思いとは?」

(尚美堂・逸見良昭社長)
「今回、約1000名の方々に花笠を提供できなかった。これはこれまでなかったことで、一人でも多くの方に花笠を使っていただきたいということで、スゲに代わる材質で提供させていただきました。
花笠まつりは、山形のみならず国内各地で踊られています。今では世界中で盆踊りというものがあり、花笠音頭が踊られています。しかしまだまだ手で踊ったり、うちわを使ったりですので、世界中で花笠を使っていただきたいなと思います」

(渡邉アナ)
「このあと午後8時からは、パレードに飛び入り参加できるコーナーもあります。この盛り上がりを見て、参加したいと思う方は、パレードの最後尾に参加してみてはいかがでしょうか」

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