球磨川の支流、川辺川に建設が計画されている流水型ダムについて、五木村は21日村民集会を開き、木下 丈二村長がダム建設を受け入れる意向を表明しました。

【五木村・木下 丈二村長】
「流水型ダムを前提としたむらづくりに向けて、新たなスタートラインに立つべきであると判断した」

五木村の五木東小学校で開かれた村民集会には村民など143人が参加。

木下 丈二村長は川辺川に建設が計画されている流水型ダムが、「環境に極限まで配慮されたものであること」。また、村の振興策についても「国や県から最大限の回答があったこと」などを踏まえ、村長として流水型ダムの建設を受け入れる意向を表明しました。

【参加した村民】
「これから村の振興策をする上で流水型ダムの有無では雲泥の差。私は村長の意見と同じ」
【参加した村民】
「ダムを前提としなくても振興策は進めていいのでは」

参加した村民からは「村長が示した方向性が村の総意となるのか」や「村振興のためにも道路を整備してほしい」などの意見が挙がりました。

また、集会で木下村長は流水型ダムの賛否について、村民投票は行わない考えを示しました。

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