物価の変動を差し引いた6月の「実質賃金」が2年3カ月ぶりにプラスに転じたことについて、林官房長官は「賃上げの明るい動きが明確になってきた」と強調しました。

林官房長官
「実質賃金がプラスとなったのは令和4年3月以来27カ月ぶりであり、賃上げの明るい動きが明確になってきたと認識をしております」

 林長官は6月にプラスに転じた要因について、ボーナスなど特別に支払われる給与が増えたことによると説明しました。

 また、秋にかけては春闘での賃上げや最低賃金の引き上げによる効果が見込まれると期待感を示しました。

 そのうえで、中小・小規模企業の賃上げについて価格転嫁や労働生産性の向上を全力で支援し「賃上げの実感を確かなものにする」と強調しました。

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