名古屋市立の小学校の部活動で、指導を委託した業者「技研サービス」が研修を受けていない指導員を派遣するなどしていた問題で、市は委託をこれまでの8つの区から2つの区に縮小することにしました。

 2024年4月から名東区など8つの区で部活動の指導を委託された「技研サービス」を巡っては、研修を受けていない指導員を派遣していた事案などが複数確認されていました。

 保護者からは「指導者が来ない」など146件の苦情も寄せられ、名古屋市は200件ほどの改善指導をしてきましたが、10月以降は技研への委託を中村区と熱田区の2つの区に縮小するということです。

 技研は取材に対し「指導に専念する担当者が足りなかった」などとコメントしていて、技研の委託を外れた6つの区での指導は、2025年3月末まで別の事業者が担当します。

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