北海道のおたる水族館で目撃されたのは、1000万回以上再生されたカラスの姿。
大反響となっているワケは、このあとの行動にあります。

カメラのほうへぴょんぴょんと近づいてくると、カメラの方をじっと見て、うなり声を上げながら謎の動きをしています。

まるで何かを訴えているような姿に、撮影者はSNSで「なんかカラスに話しかけられたんですが、カラス語わかる人いませんか!!!!」と助けを求めました。

すると、ネット上では「仲間だと思って話しかけられてる」「求愛っぽく感じる」「世間話しているのかなー」など、さまざまな臆測が飛び交う事態に。

話しかけられた撮影者本人には何と聞こえたのか聞いてみると、「おそらく『エサをくれ』だと思います。このエリアで、観光客向けにトドやアザラシにあげる魚を売っている。それを見てカラスが『自分にもくれ』って言っている感じはした」とのこと。

カラスがいた場所に行ってみると、そこは海沿いに作られたトドの展示エリアでした。

本当にカラスは、トドのエサがほしいと言っていたのでしょうか?

モクゲキ!では、動物言語学の専門家を取材。
カラス語の意外な答えが明らかになりました。

東京大学動物言語学の鈴木俊貴准教授によると、「何て言っているというよりは、カラスがトドの鳴きまねをしているところです」ということで、何と、話しかけていたのではなく、トドの鳴きまねをしていたのです。

実際の鳴き声と比べてみると…確かに、似ているようにも聞こえます。

専門家によると、カラスは撮影者に鳴きまねを披露して遊んでいたのではないかということです。

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