21日午後、秋田県由利本荘市でクマが住宅に侵入し、家の中を荒らした後、近くの山に逃げていった。住人の女性は家の2階にいて、けがはなかった。
21日午後3時45分ごろ、由利本荘市新沢の住宅で、クマ1頭が入り口の風除室と玄関のガラスを割り、家に侵入した。
クマは体長約1メートルで、家の1階を2分ほど歩き回り、台所のアコーディオンカーテンの一部を壊した後、近くの山に走り去っていった。
住人の女性は当時2階にいたが、ガラスが割れた音に気付き、警察に通報した。
警察が駆け付けたころにはクマの姿はすでになく、住人の女性にけがはなかった。
秋田県内では2024年、クマの目撃件数が例年の同じ時期に比べ大幅に増えているため、県は4月18日に「ツキノワグマ出没警報」を発令した。4月の警報発令は初めてで、異例の状況が続いている。
警察は付近のパトロールを強化し、住民に注意を呼びかけている。
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