沖縄の闘牛は100年以上の歴史があり、「闘牛のまち」を宣言するうるま市では全島闘牛大会が年に3回開催されています。

11日にうるま市の多目的ドームで開かれた夏の全島闘牛大会には、重さがおよそ700キロから950キロまでの20頭が沖縄県内各地から選抜されて出場し、重量別に取組が行われました。

取組は、2頭の牛が角を突き合わせてたたかい、どちらか一方の牛が倒れたり戦意をなくして逃げ出したりするまで続けられます。

牛のそばでは「勢子(せこ)」と呼ばれる人たちが「ヒーヤイ、ヒーヤイ」という声をかけて、牛の闘争心をあおっていました。

取組の中には、互いに一歩も譲らず30分近くにおよぶ熱戦もあり、勝敗が決まると、集まった2500人余りの観客が大きな拍手を送っていました。

那覇市から訪れた50代の男性は「きょうはよい試合ばかりで、楽しかったです。引き分けがない真剣勝負なので熱くなります」と話していました。

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