警視庁の新宿少年センターの一室で、女子高校生と話をする職員の姿が。
この記事の画像(8枚)井口由美子さん:
夏休みどうする予定?
女子高校生:
特にやることはない、レポートとか。
悩みを抱えた子どもたちの相談施設。学校での悩みから、非行・犯罪被害まで相談内容は様々です。
相談員として子どもたちを支え続けている、警視庁の井口由美子(いのくち・ゆみこ)さん。
井口由美子さん:
(大事なのは)相手に寄り添うこと、相手の気持ちを理解しようと努めることだと思います。
警視庁に入ってから約40年間、子供たちに寄り添ってきました。
近年では、SNSで犯罪に巻き込まれるケースなども増加し、相談内容も多様化しています。そこで、「箱庭療法」と呼ばれる心理治療も活用しています。フィギュアを使って、自分のイメージする世界観を表現する治療方法です。
井口由美子さん:
自分のことを語るというのは、なかなか勇気がいる大変なこと。この箱庭の世界を一緒に共有することで、お互いが分かり合えるということもありますね。
井口さんは、子どもたちにどのような思いを伝えるために、活動を続けているのでしょうか。
井口由美子さん:
犯罪を起こさない一番簡単な方法は、簡単に言うと“幸せになってください”だと思います。
悩みが大きくなり、犯罪に手を染めてしまわないよう、子どもたちに寄り添う井口さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」7月23日放送より)
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