終戦から79年となる8月15日、新潟市の神社では平和を祈り、多くの人が参拝に訪れました。中には、終戦を知らせるラジオ放送を思い返す人もいました。

■“終戦の日”平和願い神社には多くの参拝者

【松村道子キャスター】
「新潟縣護国神社。強い日差しが照りつける中、終戦の日のきょう、様々な世代の人が参拝に訪れています」

【参拝に訪れた人】
「私の両祖父が戦没死していて、毎年なるべく欠かさず来るようにしている。海外では戦争が起きているので、平和を願っての参拝」

【参拝に訪れた人】
「子どもたちが大きくなったときに、戦争が起こらないでほしいと思う」

【参拝に訪れた人】
「自分が体験していないだけに、両親から聞いたことは子どもたちに伝えているが、それを孫にというのは、意識的にふれあわないと難しい」

中には、大学生の姿も。

【参拝に訪れた人(大学生)】
「戦争の存在は薄れてくる代になるのと思うので、こういう終戦の日という節目の日に思い出して、忘れないでいきたいという気持ちはある」

■“玉音放送”覚えている男性「父親が『日本は負けた』と…」

89歳の成澤昇さんは、昭和天皇がラジオを通じて敗戦を伝えた玉音放送をよく覚えているといいます。

【成澤昇さん】
「そのラジオの聞こえが悪い。ましてや国民学校4年生だから言葉が分からない。そしたら父親が『日本は負けた』と。そういう記憶」

「日本は負けない」と教えられていた少年時代。

【成澤昇さん】
「今は自由に発言もできるし、今生きている幸せは犠牲になった方々のおかげだということで感謝の気持ち」

今ある自由や幸せを将来にわたり守っていくために、世代を超えて平和について考え続けなくてはなりません。

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