ロープにぶら下がった状態で器用に綱渡りしているのは、静岡県の伊豆アニマルキングダムで暮らすミナミコアリクイの“イフちゃん”。

散歩中に目撃された、両手を大きく広げ仁王立ちしている姿がかわいすぎるとSNSで話題となっています。

動画では、約7秒間ポーズをとったままぴたりと止まっています。

足を広げて重心を傾ける姿は、まるでラッパーのよう。

今にもヘイヨー!と歌い出しそうですが、一体なぜこんなポーズをしているのかというと、実は「威嚇のポーズ」なんです。

別の日にも散歩中に突然立ち止まるとゆっくりと立ち上がり、威嚇ポーズをするイフちゃん。
飼育員によると、ほぼ毎日決まった場所で威嚇をするといいます。

伊豆アニマルキングダム・飼育員:
そこ(木)の下にアリの巣がめちゃめちゃある。アリの巣のアリを多分取られたくなくて、頑固な顔してますよね。

好物のアリを守ろうと、飼育員に向かって必死に威嚇をするイフちゃんですが、SNSでは「全然怖くない」「ハグしてくれそう」などの声が。

あまり威嚇になっていないようにも見えますが、実はこのポーズには深い訳があるといいます。

伊豆アニマルキングダム・飼育員:
アリクイは歯がないので、かみつく行為ができない。武器が前肢の爪になるので、それを前に向けて「いつでもこの爪でやっちゃうぞ!」みたいな感じで威嚇する。

イフちゃんにとっては、自分の武器を最大限相手に見せた戦闘態勢だったようです。

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