京都の「五山送り火」は、毎年8月16日の夜に、京都盆地を囲む5つの山々に炎で文字や形を描く伝統行事です。

午後8時に点火が始まると、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」といった文字や形が夜空に浮かび上がりました。

京都市内は送り火を見ようと集まった人たちでにぎわい、このうち京都市上京区の西陣織会館の屋上で開かれた鑑賞会には、およそ300人が参加しました。

訪れた人たちは幻想的な風景をじっくり眺めたり、写真に収めたりしていました。

家族で訪れた40代の女性は「父親が亡くなって初めてのお盆なので、家族全員で見送ることができてよかったです。大文字もいつもとは違うようで感慨深く、父親のことを思いながら見ていました」と話していました。

警察によりますと、ことしの「五山送り火」は去年より2万人以上多い、およそ4万7000人が訪れたということです。

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