大阪府南西部の泉州エリアの海産物や農産物を生かしたご当地グルメを、泉佐野市内の飲食店が「ちぬうみ丼」として売り出している。今夏は和歌山市内からも加わり、計22店を巡るスタンプラリーを10月末まで開催中だ。

 「ちぬうみ」は、チヌ(クロダイ)が多くいる大阪湾が「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれたことにちなむ。泉州エリアが食材に恵まれている象徴として、丼の名前にした。スタンプラリーは一般社団法人「泉佐野シティプロモーション推進協議会」の呼びかけで始まり、今夏で3回目。14店が参加した前回より大幅に増えた。

 海鮮では、タイや釜揚げシラスを盛り付けたり、はみ出すほどのアナゴの天ぷらをのせたり、ハモとスパイスカレーを組み合わせたりと、店ごとの個性が表れている。和歌山からは和歌浦漁港のシラス丼、加太の活魚料理店のお造りセットが加わった。これらのほかマーボー丼やカルビ丼などもあり、種類は豊富だ。

 値段は600円から2600円までと幅広い(いずれも税込み)。全22店を制覇(約2万8500円分)すると、泉佐野市内の加盟店で使える地域通貨「さのぽ」を2万円相当、半分の11店なら1万円相当をもらえる。

 店やメニュー、営業日時、値段、使っているご当地食材などは協議会のサイト(https://icp-japan.or.jp/)にある「ちぬうみ丼」のページで確認できる。問い合わせは協議会(072・461・0005)へ。(田中章博)

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