2023年の猛暑の影響などから品不足となっている米。
“令和の米騒動”とも言われているそうですが、この米不足がいつ解消されるのか、また価格の高騰がいつ落ち着くのか取材しました。

まず農林水産省によりますと、米不足解消の時期については、現在は九州で早場米が出てきていて、関東の新米は8月末~9月に収穫されるということで、9月中旬に出回り始め、そこから不足感はやわらぎ始めるだろうということでした。

ただ、価格高騰については、新米ができて量が出てくるからといって小売価格がすぐに下がるとはいえないといいます。

米流通評論家の常本泰志氏によると、スーパーの品ぞろえが安定するのは、新米が出回る9月中旬だということで、価格が落ち着くのは10月中旬、ただその後の価格は卸売り次第。

例えば、コロナ禍にマスクが高値で売られていたように、消費者による米の買い込みが多いままだと高価格帯のまま推移することも推測されるということでした。

慌てないで買い占めないことが大切になってきます。

──2024年は猛暑だが2025年はどうなる?
米流通評論家の常本泰志氏によると、コシヒカリは米が白濁する高温障害を受けやすいということです。
さらに温暖化によって害虫の被害も予想されるということで、収穫してみないと分からないということでした。

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