「日本一のモグラ駅」JR上越線の土合駅は下り線ホームが地中深くにあり観光名所となっている(群馬県みなかみ町)

「日本一のモグラ駅」として知られるJR上越線の土合(どあい)駅(群馬県みなかみ町)で、9月28日にクラフトビールを楽しむイベント「もぐらビアキャンプ」が開かれる。提供するのは同駅の地下深くにある下り線ホームで貯蔵・熟成させた「モグラ熟成ビール」。開催は2年ぶり2回目となる。

下り線ホームの使われなくなった事務室は年間を通じて温度変化が少なく、から地元醸造所のオクトワンブルーイング(みなかみ町)などがモグラ熟成ビールの貯蔵・熟成に活用している。現在貯蔵されている計約260リットルの全量を今回のイベントで提供する予定。

地下深くにある土合駅の下り線ホームでは、使われなくなった事務室を活用してクラフトビールが貯蔵・熟成されている

イベントは同地域でアウトドア事業を手がけるplower(プラウアー、みなかみ町)が運営する土合駅のグランピング施設「DOAI VILLAGE(ドアイヴィレッジ)」で開く。参加チケットはオリジナルグラス付きで前売り券1200円、当日券1500円。

土合駅は群馬・新潟県境に近い無人駅で、谷川岳登山の玄関口として親しまれてきた

土合駅は新潟県との県境に近い無人駅で、谷川岳への玄関口として登山客に親しまれてきた。地上の駅舎と地下深い下り線ホームの標高差が約70メートルあり、薄暗い通路や階段を486段下りる秘境感などから観光名所ともなっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。