皆さんは、「健康寿命」を伸ばすために1日どれぐらい歩いていますか?

最新の研究によると、実は…1万歩も歩かなくて良いそうなんです。

健康のために日頃、気を付けていることは?

街の人に聞いてみました。

◆女性
「糖質制限です。ご飯は1日で3食のうちお弁当だけにしています」

◆男性
「朝、ラジオ体操をしています」

◆男性
「腕立て伏せ、腹筋、筋トレ。1日100回とか」

◆女性
「私は週に1回ピラティスに行くきます」

ジムでの筋力トレーニングやラジオ体操など、みなさん体を動かすことを意識しているようです。

中でも手軽にできると多く聞かれたのが、ウォーキングです。

◆60代男性
「血圧を低くするということで、歩くことを心がけている」

◆60代男性
「ウォーキング」

◆70代男性
「普段は3000~4000歩いている」

福岡市民の憩いの場「大濠公園」。

暑い日が続く中でも、1周約2キロのコースを歩く人たちの姿が多く見られます。

みなさん一日にどれくらい歩いているのでしょうか?

◆男性
「1万歩いかないくらい。体の調子が良くなりました」

◆男性
「7~8キロ。健康のため」

◆男性
「1万5000歩と目標決めている。それくらいが一番健康にいいと聞いたので」

健康のために「1日1万歩」を目安に歩いている人が多いようです。

一方、こちらは福岡市の繁華街・天神。

街を行き交うビジネスマンや買い物をしている人にも話を聞いてみました。

◆男性
「1日2万歩くらい。普通に散歩しようかみたいな感じで歩いています」

◆女性
「3時間は歩く。いろいろ見ながら。日頃運動しないので、こういう時に動けるときに動こうかなと」

通勤やショッピングなど日常生活の中に「歩くこと」を意識して取り入れているようです。

7月に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳。

世界の平均寿命ランキングをみると男性は5位、女性は39年連続で1位と世界有数の長寿国となっています。

長寿を目指して
「一体1日どれくらい歩けば健康維持に効果があるのか?」
「歩けば歩くほど体にいいのか?」
という疑問について、今年、京都府立医科大などのチームが新たな研究結果を発表しました。

◆京都府立医科大学 西真宏助教
「これまで多く歩けば歩くほどいいという風潮があったが、9000歩を超えても効果は一定になる」

研究チームがたどり着いた答えは「1日9000歩」

チームは成人男女、約5000人分のデータを抽出して解析。

その結果、1日9000歩までは歩数が増えるにつれて効果が明確に高まったものの、9000歩を超えるとほとんど差が出なかったといいます。

◆京都府立医科大学 西真宏助教
「これまで『歩けば歩くほどいい』と言われていたが、一つ目標が明確になったと言うことでウォーキングに取り組もうという方は、明確な目標がある方が運動に取り込みやすいのかなと思いますし、そういう意味では目標値を提唱出来たのはよかった」

「1日9000歩」歩くには、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?

一般的に、1000歩で10分ほどかかるとされているので、9000歩くのは90分=1時間半くらいの時間が必要です。

健康寿命を延ばすための「1日9000歩」。

みなさんも無理のない範囲で生活の中にウォーキングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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