考古学などの優れた研究者に贈られる第36回浜田青陵賞(大阪府岸和田市、朝日新聞社主催)の授賞式と記念シンポジウムが9月22日午後1時、岸和田市立文化会館で開かれる。同市が20日、概要を発表した。
旧石器時代の人類文化の成立に関する研究で受賞が決まった森先一貴(かずき)・東京大大学院准教授が、「考古学からみた日本列島における現生人類文化のはじまり」と題して講演。旧石器時代をテーマにしたシンポジウム「日本人はどこから来たか」では、その流入ルートの一つとされる沖縄県内の遺跡に詳しい県教育庁文化財課の片桐千亜紀さんと慶応大の河野礼子教授(人類学)が出席し、コメンテーターに小林達雄・国学院大名誉教授も加わる。司会は中村俊介・朝日新聞編集委員。
入場無料、事前申し込み不要。来場者には記念冊子を配布。YouTubeや地元のケーブルテレビ局・テレビ岸和田のウェブサイトでも同時配信される。問い合わせは岸和田市教育委員会郷土文化課(072・423・9688)。(筒井次郎)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。