秋田・男鹿水族館で、にんまりと笑みを浮かべたような表情で、前のひれを器用ににぎにぎするアザラシの姿をカメラが捉えました。
何度も重ね合わせる様子は、まるでおすしを握る大将のようです。

この動画がXに投稿され、6万いいねと話題になっていたのは、男鹿水族館の人気者・ゴマフアザラシの「こまち」です。

撮影者によると、こまちはこれまでにも顔をガラスにぶつけるなど、ファンサービスのような動きをよく見せるといい、アザラシファンかいわいでも有名だったといいます。

今回、話題となったおすしを握っているように見える動きには、どんな意味があったのでしょうか?

アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長に聞いたところ、「手をかいているだけですね。アザラシは犬や猫と同じように、かゆいときには自分のツメを使って体をかくんです」ということで、ゴマフアザラシのひれには大きな爪がついており、ただ単に、かゆいからかいていただけではないかということです。

言われてみれば、かきかきするこまちの表情も、とっても気持ちよさそうに見えてきます。

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