埼玉県で、県立高校の男子校と女子校をなくして、共学化すべきかどうかの議論が続いてきた問題で、埼玉県教育委員会は22日、「主体的に共学化を推進していく」との報告書をまとめました。
埼玉県内にある137校の県立高校のうち、男女別学の高校は12校あります。
2023年8月、弁護士らで構成される県の男女共同参画の問題に対応する第三者機関が早期に共学化を求める勧告を出し、埼玉県教育委員会は約1年に渡り議論を続けてきました。
埼玉県教育委員会は22日、「高校の3年間を男女が互いに協力して学校生活を送ることには意義があり、主体的に共学化を推進していく」とする報告書をまとめました。
一方で、共学化する具体的な時期や学校名は示しませんでした。
また、共学化に当たっては、県民の意見を丁寧に把握する必要があるとして、今後アンケートや地域別での意見交換などを実施していく方針を示しました。
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