秋田県内の多くの小中学校の夏休みは残りわずか。横手市では22日、小中学生が漫画家になりきり漫画の制作を体験。夏休みの楽しい思い出になったようだ。
横手市の増田まんが美術館に集まったのは、市内の小中学生6人。
子どもたちはいま漫画を制作中。作品を集めて一冊の雑誌を作る市のプロジェクトに応募するためだ。
プロジェクトの2024年度のテーマは「ソウゾウ」。子どもたちがテーマに沿ってそれぞれストーリーを考え、漫画を作る。
22日は、市内に住み青年誌に作品を発表しているプロの漫画家・佐々木昇平さんからアドバイスを受けた。
佐々木さんは「最後盛り上がるときや見せたいシーンでページいっぱいに使いたいときは、前の方をぎゅっと縮める」と効果的な描き方を助言。
子どもたちはじっくりと考えながら、少しずつ描き進める。背景や登場人物の服などには、スクリーントーンを使うと効果的だ。
佐々木さんは「ベタ塗りした黒く塗った部分は、トーンを貼ってても印刷には影響がでないので、ぎりぎりに切らなくても黒い部分に重なっても大丈夫」と子どもたちに声をかけた。
プロのアドバイスで納得のいく作品に近づいたのだろうか?
参加した中学生は「漫画を描くことは難しいけど楽しい。どんな作品になるのか、すごくワクワクする」「ドラゴンが現れているシーン。背景の空のトーンを削るところを頑張った」と話し、漫画作りの楽しさを実感していた。
子どもたちの作品をまとめた雑誌は2025年3月に完成予定で、横手市内の小中学校に配布されるほか、市のホームページで公開される。
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