経営の悪化により病院の存続が危ぶまれているJA新潟厚生連について、病院の立地する自治体が8月23日、花角知事へ緊急の財政措置などを要望しました。

■病院存続の危機…知事に支援を要望

JA新潟厚生連の病院が基幹的な役割を担う6つの市からなる地域医療連携推進協議会。

【地域医療連携推進協議会 米田徹 会長】
「覚悟を持った、緊急的な財政支援等を講じていただけるよう、花角知事に要望させていただきます」

花角知事に財政支援などによる地域医療体制の維持を要望しました。

JA新潟厚生連は患者数の減少などにより、昨年度35億9000万円の赤字を計上。経営改善を進めなければ来年度には資金が枯渇し、事業の存続が困難になる恐れが出ています。

■地域医療確保へ「県も主体的な責任果たして」

協議会は厚生連に経営改革に取り組んでもらうとした上で、「県においても地域医療の確保のため、主体的な責任を果たしてほしい」と主張。

病院のある自治体と同等の緊急的な財政措置や専門家を入れて経営改革を進める場合の財政支援などを求めました。

【地域医療連携推進協議会 米田徹 会長】
「施策として対応していただいて、県もしっかりとそれを支援していただきたい」

花角知事は「一緒に知恵を出しながら、安心して医療が受けられる県内の地域医療体制を目指していきたい」と話しました。

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