北海道の「びえいハスカップファーム」の農園で、野生のウサギがブルーベリーを食べている瞬間が撮影された。
農園によると、出荷できないブルーベリーが無駄にならず、処分する手間も省け、ウサギが作物をほどよく“剪定(せんてい)”するなど、自然な循環ができて助かっているという。
おいしそうに実を食べるウサギたち
北海道・美瑛町の「びえいハスカップファーム」の農園でカメラにとらえられたのは、ブルーベリーを食べる野生のエゾユキウサギの姿だ。
この記事の画像(11枚)食べ終わったかと思いきや、もう1粒パクリ。
ウサギは、枝になっていた実をモグモグと食べ続ける。
さらに別の日にも、ウサギがやってきては、ブルーベリーをまたモグモグ。
しかし、この農園を経営している撮影者は、せっかく育てたブルーベリーが食べられていても、追い払うことなくカメラを回し続けていた。
ウサギと共生で“一石二鳥”に
農園によると、下の方のブルーベリーは、雨の跳ね返りなどで汚れるため出荷できないもの。
しかし、そのまま放っておくと、熟した実を狙ってスズメバチが集まったり、虫がわいたりしてしまうのだという。
そのため、ウサギが食べてくれることによって、ブルーベリーが無駄にならず、処分する手間も省けるため、一石二鳥になるという。
ほかにもウサギは、雑草や枝を食べて畑をきれいにしてくれたり、フンが肥料になったりと、自然なサイクルができたことで、農園にとってありがたい存在になっているという。
(「イット!」 8月20日放送より)
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