庄内総合高校の生徒が、地元の伝統工芸品「槙島ほうき」の材料となる「ホウキキビ」の刈り取りをした。

作業は、庄内総合高校の3年生が参加して学校近くの畑で行われ、約3メートルに育った「ホウキキビ」を加工しやすいよう90センチの長さにそろえて刈り取っていった。

「槙島ほうき」は庄内町の槙島地区で200年以上作り続けられている伝統工芸品で、使いごこちの良さに加え、50年も使えると言われるほどの丈夫さも人気の1つ。
材料の「ホウキキビ」は今年5月に生徒たちが植えたもので、きのう(26日)は地元の「手作りの会」のメンバーも協力して作業を行っていた。

(生徒)
「余目の出身なので知ってはいたが、そこまで詳しく知らなかったので新鮮。知ることができて良かった」

(槙島ほうき手作りの会・日下部市雄さん)
「農作物が成長する姿を見てもらいたい。生徒たちが体験して記憶に残してもらい、いつか後継者になってもらえれば最高」

刈り取ったホウキキビは脱穀して乾燥させた後、年末に学校の授業でホウキに加工するという。

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