猛烈な暑さが続くこの夏。

汗をかく場面が多くなりシャワーを浴びる機会も増えているのではないでしょうか?

そんな時の必需品が髪を乾かす「ドライヤー」です。

強気の8万円を超える商品も登場。

福岡でも高価格化が進んでいるワケを取材しました。

普段どのくらいの価格帯の製品を使っているのか、街で聞いてみると…。

◆約5000円のドライヤーを使う人
「5000円ぐらいの安いドライヤー。風量が強めなので」
「(機能は)普通の温かい・冷たい、髪をちょっとサラサラにしてくれる」
「ヘアケアはほかの部分でやればいいと思っている」

5000円台の製品を使用している人がいる中、多く聞かれたのが…。

◆街の人
「3万円ぐらい」
「2万円ぐらい。高いです」

1万円を超える「高価格のドライヤー」を使っているという声です。

◆美容室専売品(高価格)の製品を使う人
「生乾きの状態が続かないから、傷みにくいかな」

◆約5万円の製品を使う人
「すぐ乾くので楽だし、仕上がりもツルツルになります。(安い商品に)戻れないです」

「高価格化」が進んでいるというドライヤー。

情報誌のアンケートでも約3割が「1万円以上の高額ドライヤーを持っている」と回答。

その背景にはコロナ禍のマスク着用で顔が隠れる中、髪に対する意識が高まったこともあると指摘されています。

実際「高額ドライヤー」の売れ行きはどうなのか、家電量販店で聞いてみました。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 今村光さん
「価格帯的には少し高めの3~4万円台、この付近がよく出ている。どうしても商品自体が機能が上がったりしている関係上、値段が各メーカーで上がっている部分がある」

そんな中、今おすすめの人気ドライヤーベスト3を聞いてみました。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 今村光さん
「まず1つ目のおすすめが、パナソニックのドライヤーになります」

人気シリーズから先日発売されたばかりの新商品。

お値段は、店舗の中でも群を抜いて高い8万4150円!

ドライヤー本体にディスプレイを搭載し「モイスト」「エアリー」など簡単に仕上がりを選択できるほか、従来の製品に比べて速乾性が高く、メーカー独自のイオン成分も10倍とされています。

さらに…。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 今村光さん
「スキンモードがあるんですけど、お風呂あがりなどにナノイーの成分を顔にあてていただくということもできるものになるので、うるおい成分を与えてくれるものになっています」

続いては、美容機器専門メーカー「ヤーマン」のドライヤー。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 今村光さん
「遠赤外線を出してくれるものになっています」

独自のイオン、LED、遠赤外線で水分を保ちながら乾かし、静電気も抑制します。

さらにもう一つの特徴が…

◆ヨドバシカメラ 今村光さん
「ドライヤー+美顔器の機能が備わっているドライヤーとなっています」

ドライヤーに専用のヘッドをつけてフェイスモードに切り替えれば、温めながら毎分約6000回の音波振動で表情筋を刺激します。

また、髪の大敵、頭皮の「硬さ」と「乾燥」も毎秒約100回の音波振動と温風でケアできるとされています。

そして最後が…。

◆ヨドバシカメラ 今村光さん
「シャープのドライヤーになります」

◆ディレクター
「これドライヤーですか?ハンディファンみたい」

商品の薄さも、従来の半分以下。

これだけ小さいと風量も弱そうですが…。

◆ディレクター
「すごい!風がきますね!このコンパクトな形からは想像できないくらい。これは速乾性がありそうです」

通常1カ所の送風口に対し、こちらは4カ所。

広い範囲に風が届き、独自のイオンでキューティクルを引き締めるとされています。

そして最大の特徴は…。

◆ヨドバシカメラ 今村光さん
「当たっている(髪の)表面温度を一定に保ってくれるものになっています」

ドライヤーと髪との距離を感知して、AIで風の温度をコントロール。

熱ダメージから髪を守るとされています。

ドライヤーの国内の市場規模は来年715億円となる予測で、さらにこのうち3万円以上の高価格帯の商品が全体の4割以上を占める見通しです。

髪を乾かす道具から、ケアするアイテムに変化するドライヤー。

今後も進化を続けそうです。

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