長野県小諸市で未明に散歩中の男性がクマに襲われ軽いけがをしました。県は8月末まで全県に「出没注意報」を出していますが、人身被害が発生し目撃も相次いでいることから期間の延長を検討するということです。
畑に残る足跡…。大きい方が親グマ、小さい方が子グマの足跡とみられます。午前1時前、小諸市己の市道を1人で散歩していた近くに住む54歳の男性がクマの親子と鉢合わせました。
男性は体長1メートルほどの親グマに左腕をひっかかれ病院に搬送されましたが、軽傷とみられます。
県クマ対策員・田中純平さん:
「事故が終わった後に、向こうも(クマも)びっくりしているので、走って森へ帰っていった」
県によりますと、クマによる人身被害はこれで8件目になります。今年、県内で人身被害や人里での目撃が相次いだことから、県は6月、8月末までを期限とし「ツキノワグマ出没注意報」を出しました。
しかし、目撃件数は7月も2023年より多く、人身被害も発生したことから、期間の延長も検討するということです。
27日の現場付近でも目撃情報が相次いでいて警察や市が注意を呼びかけています。
県クマ対策員・田中純平さん:
「時間、場所、鳴りものの携行、ばったり遭遇をしないことを心がけて、時間選び、ルート選び、身構えをしっかりとして散歩をしてほしい」
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