7月にミャンマーから福岡市動物園にやって来た4頭のゾウのうち、子ゾウ1頭が柵をすり抜け“脱走”する騒ぎになりました。
福岡市動物園で23日に撮影された映像では、3歳のメスの子ゾウが柵に張られているワイヤの隙間をすり抜け、園側が想定していなかった柵の外側に“脱走”しているのが分かります。
子ゾウが足を滑らし転落したら一大事です。
◆記者リポート
「柵をすり抜けたのは子ゾウは体長170センチ、体重は約1トン、好奇心旺盛な性格だということです」
動物園によると、子ゾウは8月18日と20日にも柵の外側に出ていたのが確認されていて、対策を検討していた中での3度目の“脱走劇”でした。
この映像を撮影した人たちは、危険を感じて園の職員に電話しました。
その時、子ゾウは上手にワイヤの隙間をくぐり抜け、母親のいるエリアに戻りました。
◆来園者
「子供が手を離れて1人で見ている時に何かあったら…」
◆来園者
「(映像を見て)危ないなって、ゾウの方を心配したんですよね、落ちないかなって。人間も動物も危なくないようにしてほしい」
人間たちの騒ぎなどつゆ知らず、28日も愛らしい姿を見せていた子ゾウの脱走問題。
福岡市動物園では、柵の隙間を鎖などでふさぐ暫定の措置を26日までに完了していて、今後、専門家の意見を踏まえながら適切に対応していくとしています。
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