台風などによる土砂災害を防ごうと岩手県釜石市で整備が進んでいたダムの一種「砂防堰堤」が完成し、8月28日に報告会が開かれました。
完成したのは県が2020年から釜石市の尾崎白浜地区に整備を進めていた「尾崎白浜の沢砂防堰堤」です。
28日は県の担当者や地元住民など約20人が参加して完成報告会が開かれました。
堰堤は幅104メートル・高さ14メートルで最大で約2万6000立方メートルの土砂や流木を防ぐことができます。
尾崎白浜地区は2019年の台風19号で土砂災害が発生し道路の寸断などがあった地域で今回の整備により減災効果が期待されています。
沿岸広域振興局河川港湾課 佐藤宏幸課長
「整備した施設の効果について過信しないで、住民自らが自分の意志で考えて避難行動を取るような形で考えてもらえればと」
県では今後も災害を防ぐためハード面の整備や地域防災講座などを実施していきたいとしています。
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