和歌山県のアドベンチャーワールドで、さかさまの状態で水を飲むナマケモノの姿が目撃されました。
後ろ脚で木にぶらさがり、前脚を机に置いて逆立ちのような状態でごくごくと水を飲んでいます。
降りてしまったほうが飲みやすそうですが、なぜぶら下がったまま飲んでいるのでしょうか。
担当者によるとナマケモノは外敵から身を守るために、一生のほとんどを木の上で過ごす動物。
そのためなるべく体力を消費しないよう餌を食べる時も、水を飲む時もぶらさがったまま。
「ずーっとさかさまで苦しくないの?」と思いますが実は、その体にはある秘密があるんです。
それは、ナマケモノは内臓が肋骨(ろっこつ)に固定されていて、さかさまの状態でも肺が圧迫されないような構造になっているため。
だから食事や睡眠も含め1日中、木の上で過ごすことができるナマケモノ。
しかし、週に1回だけは木から下りる瞬間があるといいます。
それは、トイレに行く時。
やっぱりぶらさがったままだと難しいのでしょうか。
地上を歩く姿を見かけたら幸運かもしれません。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。