強い台風10号は29日午前8時に鹿児島県に上陸、宮崎県内はすでに南部が暴風域に入っていて、昼前に最接近する見込みです。

台風10号は鹿児島県の出水市付近にあり、時速15キロで北北東に進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は40メートルです。

宮崎県内は、29日午前5時前に、南部が風速25メートル以上の暴風域に入り、昼前に最接近する見込みです。

降り始めからの総雨量は、29日午前9時現在で、美郷町神門が794ミリ、えびの高原が706.5ミリ、諸塚村が588.5ミリなどとなっていて、平年の8月1カ月の降水量をすでに上回っているところがあります。

宮崎県内で、あす29日午前6時までに予想される24時間降水量は、多いところで600ミリとなっていて、気象庁は引き続き大雨特別警報を発表する可能性があるとして、最大級の警戒を呼びかけています。

この台風で、県内では、午前9時現在、22の市町村で避難指示が出ていて、あわせて5162人が避難しています。

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