(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在

◆台風の北に“秋雨前線”
 北海道は台風から離れていますが、
 秋雨前線が、北海道付近に停滞しています。
 台風から湿った空気が流れ込んで、前線活動が刺激され、
 来週にかけて、活発な雨雲がかかる日がありそうです。
 あす30日(金)夜~31日(土)に大雨の所があり、
 日高地方は最大80ミリとなりそうです。
 台風から離れていても、北海道も油断ができません。

◆あす30日(金)の天気・気温
 午後は下り坂です。
 夕方以降は、雨の降る所が多く、
 夜は、太平洋側で、雷を伴い降り方が強まりそうです。
 日中の気温は、30℃以上の所が多く、厳しい残暑が続きです。

◆台風10号
 鹿児島県に上陸した台風は、1時間前よりもペースをさらに落として、
 長崎県雲仙市付近を進んでいます。
 このあと、西日本を横断するおそれがあり、
 3日(火)は、北海道も予報円に入り、台風の中心が進む可能性が70%以上となってきました。
 今回の台風は、動きを予測するのが大変難しく、
 このあとも、予報や速度が急に変わる可能性があります。

◆全道の週間予報 30日(金)~9月4日(木) 
 31日(土)は広範囲で雨が降りそうです。
 太平洋側は大雨や強風に注意が必要です。
 9月1日(日)は、全道的に晴れて、行楽日和です。
 前日の大雨で、地盤が緩んでいたり、
 川が増水する可能性もありますので、レジャーは気を付けて下さい。
 週明け2日(月)は、台風北上に伴い、前線が活発になり、
 広範囲で、大雨となりそうです。
 3日(火)以降は、秋晴れが続き、気温は平年より高く、日中は半袖が活躍ですが、
 朝晩はかなり涼しくなるでしょう。

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