台風の強風にあおられて転倒するなどして、県内では少なくとも6人が救急搬送されました。

一時、土砂災害警戒情報が出された雲仙市では土砂崩れが発生し、道路が通行止めになっています。

佐世保市上京町では午前9時40分ごろ、風にあおられアーケードの屋根付近から落下した看板が50代の女性の顔にあたり、頭をけがしたということです。

消防によりますと、午後4時までに長崎市で1人、佐世保市で2人、諫早市で1人、雲仙市で2人の少なくとも6人が風にあおられて転倒するなどして病院に搬送されています。

いずれも命に別条はありません。

KTN記者
「長崎市飯香浦町です。台風の影響でしょうか。竹が道路を50メートルに渡ってふさいでいます」

最大瞬間風速24.1メートルを記録した長崎市では、茂木町でバス停の日よけが飛ばされ、警察などが道路脇に寄せて通行できるようにしました。

1時間に76ミリの非常に激しい雨が降った雲仙市では、小浜町富津にある住宅のそばで高さ10メートル、幅20メートルにわたって土砂崩れが発生しました。

けが人はいませんでしたが、土砂が県道に流れ込んだため道路が通行止めになっています。

九州電力送配電によりますと、午後5時時点で諫早市や佐世保市など14の市町で1万600戸が停電しています。

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