来年で戦後80年となるのを前に、戦争を伝えることについて考えるシンポジウムが先週開かれました。

シンポジウムは東京新聞と専修大学が開いたものです。

作家・浅田次郎さん:
「戦争についてやはり僕たちはもっと真剣に真面目に勉強していかなければならない。戦争の本質というものを訊ねていかなければいけないと思います。そういう意味で戦争文学というのはとても役に立つ」

言論法を専門とする専修大学の山田健太教授は、今もアメリカ軍基地が集中する沖縄に関心を寄せるべきだと指摘しました。

専修大学ジャーナリズム学科山田健太教授:
「沖縄のことを思うと1945年以降、27年間の米軍統治があって、そしてその後(本土)復帰50年、米軍基地がある中で過ごしていて戦後ですらない日本がまだあるんだということをもう一度思い返して確認して欲しいと思いますね」

来場者:
「基地を(沖縄に)集中的にしているじゃない。軍事的なね。だからやっぱり沖縄を解放しない限りは良くないと思う。犠牲の上に成り立っちゃっているんだから」「やっぱり無関心はダメ」

訪れた人たちは、戦争をなくすため自分に何ができるか思いを巡らせていました。

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