兵庫県の明石川流域の住民から、有害性が指摘される有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)が高濃度で検出されていたことが分かりました。
フライパンのコーティングなどで使われるPFASは発がん性が指摘され、明石市水道局が行った明石川の水質調査では、国の基準値を大幅に超える数値が検出されています。
市民団体がこの流域で10年以上暮らす住民33人のPFASの血中濃度を調べたところ、18人で健康被害のリスクが高くなる国際基準を超えたことが分かりました。
京都大学の小泉昭夫名誉教授によると、「参加者が少なく統計的に明確な差は出なかったものの、水道水を飲料水として使用していることが影響している可能性がある」ということです。
明石市は、浄水処理後は国の安全基準を満たしているとしています。
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