9月は防災月間。秋田県庁で3日、地震を想定した訓練が行われ、職員などが避難の手順やいざという時の対応を確認した。
訓練には、県職員と消防約350人が参加した。午前8時50分に秋田県沖を震源とする強い地震が発生し、県庁舎で火災が発生したという想定で行われた。
「本庁舎6階の消化班は直ちに放水消火にあたってください」という指示に従い、庁舎に煙が立ち込める中、職員がホースを使って放水し、消火にあたった。
続いて、「けがをした職員がいる」という想定で救助の手順を確認した。参加者はけがをした人を担架に乗せ、経路を確認しながら素早く安全な場所まで運んだ。
県自衛消防隊の佐藤寧隊長は「この建物はシンプルな建物で避難自体は難しくはないが、県庁舎は県の財産なので“職員が守る”という意識も必要だと思う。災害はいつ起きるか分からないものなので、思い込みで安全だと感じないように、しっかり自分の安全を守る行動をしてほしい」と話した。
地震など自然災害はいつ・どこで起こるか分からない。参加者は訓練を通じて、いざという時にどう行動するか、改めて考えていた。
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