健康保険証の廃止まであと3ヵ月。長野県保険医協会が「高齢者や障がい者が置き去りになっている」と存続を訴えました。

長野県保険医協会・宮沢裕夫会長:
「現行の健康保険証が廃止されると、確実に不利益を被る人たちがいる」

県内の開業医らでつくる保険医協会は9月3日、会見を開き、県内705の高齢者・障がい者施設で、7月に行ったアンケートの結果を公表しました。

マイナンバーカードを保険証として使う「マイナ保険証」。現行の保険証は12月2日をもって廃止され、「マイナ保険証」に一本化されます。

アンケートでは約7割の施設が「廃止に反対」で、カードの管理ができないと回答しました。

カード、暗証番号の紛失時の責任が重い、不正利用、情報漏洩への懸念などが理由で、自由回答では「家族がいない認知症の100歳はどのようにカードを作ればいいのか」などと意見が寄せられたということです。

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