2022年に発生した鶴岡市西目の土砂崩れ現場では、現在も復旧工事が進められている。きょう(4日)工事の現状について県が説明会を開き、住宅の裏側では95%工事が終了したことなどを説明した。

2022年の大みそ日に発生した鶴岡市西目の土砂崩れ現場で、きょう県が報道機関を対象に復旧工事の説明会を開いた。
土砂崩れでは、巻き込まれた住民2人が亡くなり、住宅など17棟が倒壊、一時4世帯13人に避難指示が出された。

2023年9月から本格的に行われた地滑り対策工事では、約6万1000立方メートルの斜面の土砂を削り取る作業が行われ、今年6月に終了している。
現在はコンクリートや鉄筋の補強材で斜面を安定させる工事のほか、地滑りの原因となる地下水が入り込まないようにする工事が行われている。

県は復旧工事の進捗状況について、2022年に崩落した部分の50%、今後崩落するおそれが指摘された住宅裏の95%が終了したと説明した。
一方で掘削が必要な土砂の量が増えたことにより、総事業費は当初の見込みより4億円増え、約15億円となる見込み。復旧工事は当初の予定通り来年3月末で終了する見込み。

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