佐久地域では、田んぼや池で育てた小ブナを甘露煮やから揚げにして味わう食文化があり、秋の味覚として親しまれています。

佐久市にあるJA佐久浅間の施設には、地元の農家が育てたおよそ460キロ分の小ブナが集められ、午前4時半ごろから職員たちが、出荷用の袋に入れる作業を行いました。

小ブナは、新鮮さを保つため生きたまま水と一緒に袋に入れられ、県内のスーパーなどに向かうトラックの荷台に次々と積み込まれていました。

JA佐久浅間によりますと、ことしは夏の暑さの影響で、小ブナがあまり餌を食べなかったため、大きさは5センチ前後とやや小ぶりで、出荷量も去年の半分余りとなる1.3トンを見込んでいるということです。

JA佐久浅間さく営農センターの上原秀光 主査は「この時期の風物詩で楽しみにしている人も多いです。暑さの影響は受けましたが、味はいいので、甘露煮やから揚げにして楽しんでほしいです」と話していました。

小ブナの出荷作業は9月10日まで行われる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。