大阪メトロのロゴ=大阪市西区で、岩井香寿美撮影

 大阪メトロと大阪市は5日、2025年大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)に新設される地下鉄「夢洲駅」の開業日が、25年1月19日に決まったと発表した。当初は3月末までの開業を目指していたが、開幕準備に携わる関係者らを輸送するため、前倒しした。一般客の利用も可能という。

 夢洲駅は、中央線のコスモスクエア駅から夢咲(ゆめさき)トンネルを通って約3・2キロ延伸する北港テクノポート線に新設。万博会場の最寄り駅で、市中心部と直結することで、会場への主要輸送手段の一つとなる。延伸区間を利用した場合、基本運賃に90円が上乗せされる。駅は地下2階構造で、万博開催時は16基の改札機を設け、混雑緩和を図る。

 横山英幸市長は5日の定例記者会見で「早期開業で万博のオペレーションに大きく寄与できる。将来的には人々の交流拠点、大阪のシンボルになる」と期待を込めた。【鈴木拓也】

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