岩手県内でクマの出没が相次いでいる中、雫石町の中学校で9月5日、登下校時などにクマと遭遇した際の対処法を学ぶ防災学習が行われました。

防災学習は生徒たちに登下校中などにクマに遭遇した際の心構えを学んでもらおうと雫石町の雫石中学校が初めて実施しました。

5日は1、2年生合わせて233人が参加し、農水省から農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーに任命されている谷崎修さんが講師を務めました。

谷崎さんはクマについて、学習能力が高く時速40キロ以上で走ることができると説明。

実際にクマと遭遇した場合は、クマから目を離さずにゆっくりと後退するようアドバイスしました。

そして、万が一、クマが突進してきた時のための「防御姿勢」も紹介。
うつぶせになって足を広げ、リュックなどで頭を守る姿勢です。

2年生
「クマに遭ったら絶対にパニックになってしまうと思うので、家で(防御姿勢の練習を)やってみようと思う」

生徒たちは真剣な表情でクマの生態を学ぶとともに、身を守るための方法を学んでいました。

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