夏休みが明けたこの時期は、子供たちの変化に注意が必要です。
不登校の経験があり、そうした子供の支援などをしている、不登校ジャーナリストの石井しこうさんによりますと、夏休み明けは不登校の相談が増える時期だということです。
夏休み前の1学期の学校生活の不安感や苦しさを、夏休みの長い時間で振り返ってしまい、学校に行かなくなる子供が多くなるといいます。
こうした子供たちの異変、はっきり「学校に行きたくない」と言ってくれればいいですが、無意識のサインを子供たちが送っていることもあるそうなんです。
例えばあくまで一例ですが、登校時間前の腹痛や頭痛、夜に何度も目を覚ましたり、常にイライラしているなどがあるといいます。
そのうえでこうした異変がないか、子供たちをよく見てほしいタイミングがあるとしています。
「今週末から来週末にかけて子供を気をかけて」ほしいということです。
学校生活が再開したことで、夏休み中に溜まった不安感などが、容器に入った水のように溢れだしてしまう恐れがあり、異変がみられたときは、石井さんは「とにかく休ませて」ほしいとしています。
一旦立ち止まることで、子供たちの体調や心の回復につながるケースが多く、異変があったらとにかく休ませることが大事だといいます。
親としては、学校を休ませることを不安に思うかもしれませんが、学校を休ませたほうがいいか悩んだ場合は、LINEでわかるツールもあります。
これは石井さんや医師などが制作した「学校休んだほうがいいよチェックリスト」で、LINEで子供の様子など20項目の質問に回答すると、休ませたほうがいいか判断してくれるということです。
(東海テレビ)
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