新米です。長野県安曇野市でコシヒカリの新米の初検査が行われました。新米の流通で今の「コメ不足」は解消される見通しです。しかし、需要の高まりなどで、コメは値上がりしそうです。

新米の初検査。JAあづみでは、5日までにおよそ10トンの「コシヒカリ」が持ち込まれ、胴割れの有無や水分量が検査されました。

さて、今年の新米は?

JAあづみ堀金地域営農センター・手塚富康係長:
「夏場高温だったが、大きな病害もなく、作柄的には平年並み、ないし良という形で収量がとれるのではないかと」

夏場の高温の影響が心配されましたが、6日の検査では、全て最も品質が高い「1等米」と評価されました。

去年の天候不順やインバウンド需要によって全国で続く「コメ不足」。政府は「新米の季節になりまもなく解消される」との見通しを示しています。

JAあづみでは例年並み1万2000トンほどの集荷が見込まれ、9月下旬から新米が店頭に並ぶ予定です。

一方、生産コストの上昇や需要の高まりで価格は全体的に去年よりも高くなりそうです。

JAあづみ堀金地域営農センター・手塚富康係長:
「原材料も価格高騰という中で、非常に農家さんの収入も減っているというところで、ちょっと値段は上がるかもしれない。もう少しかかるが、店の方に潤沢に並んでいくと思うので、ぜひ買っていただきたい」

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