夏の暑さを避けて天然の冷蔵庫で熟成された秋の味が完成しました。
岩手県岩泉町の龍泉洞では洞内で熟成させていた日本酒が9月6日出荷に向けて運び出されました。
岩泉町の泉金酒造では冬に仕込んだ日本酒を龍泉洞で熟成させ毎年この時期に出荷しています。
6日は2024年5月から約4カ月間熟成させた日本酒3000本を従業員が洞窟内から運び出しました。
年間を通じて気温が10度前後に保たれる洞窟内は日本酒の熟成に適した天然の冷蔵庫です。
熟成された酒は「龍泉八重桜・秋あがり・純米吟醸」と名づけられまろやかな味わいに仕上がっているということです。
龍泉洞は8月の台風5号による大雨で洞内の水位が上昇し約2週間閉洞していましたが貯蔵庫が高い位置にあったため日本酒は無事でした。
泉金酒造 八重樫義一郎社長
「今年で10年目を迎えることができた。この10年間いろいろと台風被害とかあったけど無事にここまで来れたなと思いますし、まだ試してはいませんけど良いお酒に仕上がっていてくれるだろうと」
「龍泉八重桜秋あがり純米吟醸」は9月9日から岩泉町内の道の駅や県内の酒販店などで販売されます。
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