芋煮をミネストローネにアレンジしたフリーズドライスープが9月から店頭に並んでいる。レシピを考えた県内の高校生は、「新感覚の芋煮として楽しんでほしい」と話している。
高校生が考えたレシピを商品化したフリーズドライスープの「マルちゃん んまい！ 山形名物芋煮風ミネストローネ」。
9月2日から東北6県のスーパーなどで販売されている。
考案したのは山辺高校食物科の3人。
2023年に食品メーカーの「東洋水産」が東北地区の高校生を対象に行ったレシピコンテストに応募した。
「味」や「地域性」などが審査され、48校174チームの中から見事、優勝に輝いた。これまで9回開催されたこのコンテストで、県内のチームが優勝したのは初めてだった。
（山辺高校食物科2年・佐藤ひよりさん）
「山形県らしさということで名物の芋煮と、新感覚のスープを作るために“洋”のミネストローネを合わせてみた」
サトイモや牛肉・山形セルリーなどが入ったスープ。気になる味は…？
（リポート）
「いただきます。おいしい。ミネストローネのトマトの酸味と甘味の間に、ちゃんと芋煮の味が入っていますね」
（山辺高校食物科2年・佐藤百香さん）
「トマトと芋煮の風味がバランスよく味わえるように商品化しました」
試作と話し合いを繰り返し、時にはぶつかることもあったが、レシピの考案を通じて仲良しだった3人の絆がより深まったそう。
きのう（5日）山辺町のスーパーで行われた販売イベントで、3人は売り場に立って買い物客に商品をPRした。何と、箱ごと買っていった人もいた。
（山辺高校食物科2年・板垣源飛さん）
「新しい感覚の芋煮が食べられると思うので、ぜひ食べてほしいです」
3人の次なる目標はコンテスト2連覇。全国に届けたい山形の食の魅力を再びレシピに込めている。
「2連覇するぞ！ おー！」
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